残念ながら日本は少子高齢化に歯止めがかからず、成長力が他の国に比べて期待できない?ですし、また日経平均株価など1つの市場にだけ投資する事は、一時的、または中長期的にその市場が低迷すれば運用成績が下がる可能性があるのでリスクが高くなりますので、日本の株、債券にだけ投資するのではなく、必ず世界の株、債券などにも投資し、分散投資する事がリスクをコントロールし、安定したリターンを得るためには重要になってきます。
つまり、リスクをコントロールしつつ、安定したリターンを得るためには値動きの異なる複数の市場に分散投資する事が何よりも重要となるのです!
株式市場では上がる銘柄もあれば下がる銘柄もあり、またいくら魅力的な金融商品、市場でも運悪くその金融商品、市場が大幅に下がる可能性は十分考えられます。
実際問題、素人だけでなくいわゆる金融のプロと呼ばれる人達でも、将来に向かってどの金融商品、市場が上がるか?下がるか?を予想する事はかなり難しいとされていますので、それなら1つの金融商品、市場にこだわるのではなく、いくつかの金融商品、市場に分散投資すれば運悪く全ての金融商品、市場が1度に全て値下がりする可能性はかなり低いため、リスクをコントロールする事ができるのです。
また、「
日本、いや世界は今よりも数年後、数十年後には確実に成長している!(と思いたい・・・)」はずなので、短期的には大幅に下がる事もあるかもしれませんが、長期的に見れば株式市場自体は確実に右肩上がりに上がる事が予想されます。
ということは、個別銘柄の株式などは企業の業績次第で上場廃止になる可能性もありますがσ(^_^;)、市場(日経平均・MSCIコクサイ指数など)は上がって行くことが予想されるのであれば、それなら、それらの市場の動きに連動した商品があれば絶対、儲かるんじゃない?と思いますよね?そのような商品こそ『
インデックスファンド(インデックス投信)/ETF』なのです。
しかしいくら将来的には右肩上がりに上がる事が予想されていても、短期的に見れば市場全体が低迷する事も十分、考えられるため、日経平均(日経225)など1つの市場だけに投資する事はリスクが高くなりますので、値動きの異なる複数の市場に分散投資する事が非常に重要となります。
つまり、『
個別株ではなく市場に連動したインデックス投信、ETFで、1つの市場だけでなく異なる値動きをする市場、金融商品へ分散投資することによって、リスクを抑え、比較的安定したリターンを得る事が可能となり、理論上、また統計上、確実にリターンを得る事ができるのです!』
インデックス投信で分散投資する資産運用は2年後、3年後に資産が2倍、3倍になるような資産運用ではなく、上記の通り短期的には市場は低迷する可能性もありますので、基本的にインデックスファンドは10年、20年、30年と、長期間、運用すればするほど効率的な運用が可能となり、大きなリターンが得られるようになっているため、1日でも早くインデックス投信、ETFで分散投資を始めたほうが有利となるのです。
具体的には・・・
・日本株式
・日本債券
・海外株式
・海外債券
上記の4つの市場に分散投資する事で比較的安定したリターンが得られる事が統計的にも分かっています。
では4つの市場にどれほどの割合で投資すればよいのでしょうか?
こればかりは将来どの市場がより値上がりするのかは素人のみならず、プロでも予想する事が難しいと言われていますので、単純に4分割して投資すれば、金融についてそれほど詳しくない方でも特に何も考えずに資産運用することができます。
ちなみに統計的にはリターンの良かった市場はその後、低迷し、リターンの悪かった市場はその後、値上がりする可能性が高いので、例えば日本の株式が予想以上のリターンがあった場合、日本株式の資産を少し売却し、リターンが悪かった市場の投信を購入することによって、再び資産を4分割すればより安定したリターンを得る事が可能となります(
資産のリバランス(調整))。
※ちなみに海外株式といっても『アメリカ・中国・インド・ブラジル』など、1つの市場に連動する株式ではなく、MSCIコクサイ指数(日本を除く22ヶ国の世界主要先進国を対象とした指数)などに連動した市場へ投資する事によってリスクをコントロールし、安定したリターンを目指します。
※日本債券へ投資する場合、インデックス投信だけでなく個人向け国債なども投資の対象になりますが、個人向け国債は中途解約の手数料が高いため、インデックスファンドの国内債権に投資するほうがベターです。
インデックス投信、ETFで分散投資すればリスクをある程度、管理する事が可能で、安定したリターンを得る事ができますが、それでもサブプライムローン問題、リーマン・ブラザーズ破綻、世界同時株安などによって年間マイナスになってしまうことがあるのも事実です。
しかしそのような場合でも『
長期で資産運用していく場合はこのようなこともある』と割り切ることも大切ですよ。
ちなみにサブプライムローン問題、リーマン破綻、世界同時株安などがあっても、インデックスファンドなどで分散投資を心がけていれば、個別株に投資している投資家に比べ、被害(マイナス)は最小限に抑えられているというデータもあるようです。
⇒インデックス投信とは?
⇒インデックス投信の手数料
⇒インデックス投信(投資信託)の税金
⇒インデックス投信 vs
銀行預金(定期預金)
⇒インデックス投信 vs ETF
⇒インデックス投信の始め方
⇒証券会社比較・オススメは?
⇒ドルコスト平均法
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