インデックス投信(インデックスファンド)とは、『
日経平均(日経225)、TOPIX(東証株価指数)、MSCIコクサイ指数など市場の株価指数に連動した運用成績を目指す投資信託(ファンド)』のことです。
例えば日経平均株価に連動するインデックス投信、ETF(株価指数連動型上場投資信託)であれば、日経平均株価にほぼ連動した運用成績を上げてくれるのです。
つまりインデックス投信に投資するという事は、株式や債券など金融の知識が特にない方でも、深く考えずに淡々と投資する事によって、日経225(日経平均株価)、TOPIX(東証株価指数)などの市場とほぼ同様の運用成績を上げる事ができるのです。
残念ながら素人が個別に選んで株式を購入した場合、日経平均株価などの市場を上回る運用成績を上げる事は難しく、かなりの確率で損することとなりますので、その点からしてみてもインデックスファンド、ETFは資産運用、投資信託初心者にはオススメかもしれません。
もちろん市場に連動するからといっても、必ず市場が上昇するわけではなく下降する場合もありますので短期間では浮き沈みがあるかもしれませんが、過去のデータから長期的に見れば市場は上昇する可能性が高いので、
インデックス投信は短期的な運用ではなく、基本的に長期間運用する事によって効率的な資産運用が可能となるのです!
★日経225(日経平均株価)
日経225(日経平均株価)とは、東証一部上場の約1700銘柄のうち、225銘柄を対象として日本経済新聞社が算出、公表している株価指数のことです。
日経平均に連動するインデックスファンド、ETFの場合、約200銘柄に投資することによって、日経平均株価にほぼ連動した運用成績を上げてくれるのです。
★TOPIX(東証株価指数)
TOPIX(東証株価指数)とは、東証一部上場の全銘柄を対象として、東京証券取引所が算出、公表している株価指数のことです。
TOPIX連動型インデックス投信、ETFの場合、約1700銘柄に投資することによってTOPIX(東証株価指数)にほぼ連動した運用成績を上げてくれますので、TOPIX連動型インデックス投信、ETFは日経225連動型インデックス投信に比べて銘柄数が多いのため(約1700対200)、日経225連動型インデックス投信よりも分散効果が高く、より市場のベンチマークに沿った値動きが期待できるとされています。
★MSCIコクサイ指数
MSCIコクサイ指数とは、日本を除く世界主要先進国22ヶ国を対象として「モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル」が算出、公表している株価指数のことです。
個別株というものは企業の業績次第で上がるかもしれませんし、下がるかもしれません。
このような不確定要素が多い個別株に、金融素人が投資するという事はパチンコなどと同様、一種のギャンブルに近いものがあります。
確かに個別株に的を絞って投資するほうが大きなリターンが得られるのも事実ですし、短期的に見れば素人でも個別株に投資して儲ける事は可能かもしれませんが、プロでも個別株で勝ち続けることは難しいとされていますので、素人ならなおさらのこと、素人が個別株で勝ち続けることは難しく、中長期的に見れば個別株で勝ち続けることはもはや不可能に近いといっても過言ではないのです。
素人が個別株で勝ち続けることがいかに難しいかは分かった。では素人でも長期間資産を運用するとして、確実に資産を殖やす方法はないのでしょうか?
まず思い浮かぶのは銀行預金です。
銀行預金、定期預金であれば確実に資産を殖やす事が可能かもしれませんが、正直言ってこの超低金利時代、資産が殖えると言っても良いかは微妙ですσ(^_^;)
そこで多少リスクがあるものの、銀行預金、定期預金に比べて遥かに大きく殖やす事ができる可能性があるのが投資信託で、投資信託の中でもリスクをコントロールし、安定したリターンが望めるのがインデックス投信、ETFなのです。
インデックスファンドは市場に連動した運用成績を上げる事ができますが、では具体的にどのような企業の株式が組み入れられているのでしょうか?
これは日本、海外共に代表する企業の株式が組み入れられています。例えば・・・
日経225に連動するインデックスファンドに組み入れられている主な銘柄(2017年8月現在)
・みずほファイナンシャルグループ
・東京電力
・日本板硝子
・神戸製鋼所
・野村ホールディングス
・富士通
・ヤフー
・日立製作所
・東京ガス
・ファーストリテイリング
・ファナック
・ソフトバンク
・京セラ
・KDDI
・キヤノン
・信越化学工業
・東京エレクトロン
・セコム
・武田薬品工業
・TDK
・エーザイ
・アステラス製薬
・トヨタ自動車
・テルモ
・セブン&アイ・HLDGS
・デンソー
・電通
・NTTデータ
・味の素
・ANAホールディングス
・ブリヂストン
・本田技研工業
・日産
・ソニー
・三井物産
・パナソニック
MSCIコクサイ指数に連動するインデックスファンドに組み入れられている主な銘柄(2017年8月現在)
・アップル
・エクソンモービル
・ゼネラルエレクトリック
・ジェブロン
・IBM
・マイクロソフト
・AT&T
・ネスレ
・google
・プロクター&ギャンブル
インデックス投資であれば、低コストで上記のような世界を代表する企業へ分散投資することができるのです!
インデックスファンドなどの投資信託を始めようと思い雑誌や書籍を読んでいるとさまざまな難しい言葉、分からない単語が出てくると思いますが、その中でも以下の2つの用語の意味は理解しておきましょう。
○騰落率(とうらくりつ)
騰落率(とうらくりつ)とは、過去のそのファンド(投資信託の基準価格など)の運用成績の事で、どれほど基準価格が上がったのか?下がったのか?を%で表示されます。
例えば、10,000円の基準価額の投資信託が12,000円まで値上がりした場合、その投資信託の騰落率は+20%になります(分配金は再投資することとして計算されます)。
ただ騰落率はあくまでも過去の運用成績の数字ですので、騰落率が高い金融商品だからといってその商品がこれからもリターン(騰落率)が高くなるとは限りませんので注意が必要です(騰落率は特にリターンと呼ばれる事もあります)。
○ポートフォリオ
ポートフォリオとは保有している資産の種類の内訳のことで、例えば100万円の資産がある方が、「預貯金20万円・株式50万円・債券30万円」の資産を持っていた場合は、「預貯金20%・株式50%・債券30%」のポートフォリオを組んでいるということです。
ではどのようなポートフォリオが理想なのでしょうか?
こればかりはプロでも意見が分かれますし、投資家の生活状況などによっても異なるので一概には言えませんが、基本的には国内株式だけなど、1つの市場、金融商品だけのポートフォリオを組むことはリスクをコントロールすることが難しいため望ましくありません。
具体的には、異なる値動きをする市場、金融商品へ分散投資し、ポートフォリオを組めばリスクをある程度コントロールすることが可能といわれていますので、『国内株式・海外株式・国内債券・海外債券』の異なる値動きをする4つの金融商品へ分散投資し、ポートフォリオを組む事が理想かもしれません。
ではこれら4つの金融商品をどのような割合でポートフォリオを組めば良いのでしょうか?
ただこれはプロでもどの市場が上がるのか?どの為替が上がるのか?を予想する事は難しいため、将来のことは分からないことを前提に資産運用することが大切ですので、単純に4分割(25%ずつ)したポートフォリオを組むことが基本となります。
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