インデックス投信は市場に連動する投資信託ですので、同じ市場(日経平均、TOPIXなど)に連動するタイプのファンド(商品)であれば運用成績はほぼ一緒になりますが、同じファンド(商品)でも購入する証券会社(銀行)によって手数料(販売手数料)に差があり、
正直言って手数料(販売手数料)の違いが勝負の分かれ道と言っても過言ではありませんので、インデックスファンドの場合はとにかく安い手数料(販売手数料)の証券会社(銀行)で購入する事が基本中の基本です!
そこでここではインデックス投信、ETFを扱っている本数が多い証券会社(銀行)、手数料が安い証券会社(銀行)を紹介し、具体的にどのファンド(商品)がオススメなのかを説明していますので、インデックスファンド、ETFを始めようと思われている方は参考にしてください。
また当サイト管理人である僕は個人的にもインデックス投信の投信積立などの資産運用を行っており、現在保有、積立しているインデックスファンド、運用資産額、運用損益などを
楽天経済圏住人DCHIの資産運用で2億円を目指すまでのブログで完全公開しているので興味のある方はのぞいてみてください!
※インデックス投信を購入する場合の販売手数料は同じファンド(商品)でも販売会社(証券会社・銀行・郵便局など)によって一定の範囲内で設定する事が出来るため異なる場合がありますが、保有期間中にかかる『信託報酬』はファンド(商品)によって決まっていますので、どこで購入しても同じとなります(
⇒インデックス投信の手数料)。
証券会社の口座を開設し、インデックス投信を購入しようと思っても、どの商品がインデックスファンドか分からないかもしれません。
具体的には以下のような商品がインデックス投信です。
・国内株式の場合:「インデックス、日経225、TOPIX(トピックス)などの名前が付いている。」
・目論見書のファンドの概要に、『日経平均、TOPIXに
連動する(追随する)こと目指す』などと説明されている。
ちなみにアクティブ投信の場合は目論見書のファンドの概要に、『日経平均、TOPIXなどを
上回ることを目指す』と説明されています。
また海外株式、債券なども同様に、ファンド名に『インデックス』と付いていればそのファンドはインデックスファンドだと思って間違いありません。
また名称でなくても、販売手数料が無料だったり、信託報酬が安いファンドもインデックス投信の可能性が高いと思ってよいでしょう。
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インデックスファンドはネット証券、ネットバンクが有利 |
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インデックス投信などの投資信託は証券会社、銀行窓口で購入する事ができ、窓口で購入する場合は相談に乗ってくれますが、残念ながら大口の顧客以外の場合、正直それほど親身になって資産運用について相談に乗ってくれないことが多く、それどころか証券会社(銀行)側の儲けの多い商品を中心に勧められる事もありますので注意が必要です。
またそもそも最近はわざわざ証券会社(銀行)に出向かなくても、パソコン、スマホがありインターネットへ繋がる環境であれば投資信託の売買が可能となっている『ネット証券・ネットバンク』が増えており、実際問題、『
大手銀行、大手証券会社よりもネット証券・ネットバンクでインデックス投信、ETFを購入したほうが販売手数料が安い事が圧倒的に多い』ので、わざわざ手数料の高い大手証券会社、銀行で購入するメリットは少ないため、ここでは『ネット証券・ネットバンク』を中心に紹介しています。
※下記表の分散投資とは、『国内株式・海外株式・国内債券・海外債券』、4つ全てのインデックスファンドを扱っている場合は「
◎」、1つでも扱っていない場合は「
-」、ETFは国内上場ETFを扱っている場合は「
○」、海外上場ETFも扱っている場合は「
◎」としています。
証券会社(銀行) |
分散投資 |
ETF |
特徴/手数料 |
SBI証券 |
◎ |
◎ |
口座数、預かり資産共にNo.1のネット証券で、ノーロードファンド(販売手数料無料)の数は最も多く、販売手数料も格安だが、海外上場ETFの数は楽天証券に劣る。 |
楽天証券 |
◎ |
◎ |
ノーロードファンドの数も多く、販売手数料も格安。特に海外上場ETFの数はTOPクラス。 |
マネックス証券 |
◎ |
◎ |
ネット証券大手だが国内債券ファンドを扱っていないのでマネックス証券だけでは効率的な分散投資ができないのがネック。 |
野村ネット&コール |
◎ |
◎ |
国内上場ETFの販売手数料が格安でノーロードファンドの数も豊富。 |
カブドットコム証券 |
◎ |
○ |
ノーロードファンドの数は豊富だが国内債券、海外ETFを取り扱っていないので・・・ |
楽天銀行 |
◎ |
- |
ETFは扱っていないがノーロードファンドの数が豊富で販売手数料も格安。 |
ソニー銀行 |
◎ |
- |
ノーロードファンドを扱うようになり、ETFは扱っていないが、ソニーバンク証券の仲介でETFが購入可能。 |
※ETFは株式と同じ扱いですので国内上場ETFであればどの証券会社でも購入可能で、上記表を見れば分かりますが海外上場ETFはまだ購入できる証券会社が限られています。ちなみに銀行、投信販売専業会社ではETFは購入できません。
※上記は2022年1月現在の情報です。近年、各証券会社、銀行はインデックス投信、ETFに力を入れており扱うインデックスファンド、ETFの数も増えていますので必ずご自身でご確認のうえ口座を開設してください。
上記を見れば分かりますが、『
楽天証券・SBI証券』の2社が、扱っているノーロードファンド(販売手数料無料)の数が多く、さらに海外上場ETFも取り扱っており、販売手数料も格安ですので間違いなくオススメです。
とりあえずこの2社のうちどちらかで口座を開設すれば、『国内株式・海外株式・国内債券・海外債券』への分散投資が可能で、販売手数料も格安なためコスト(販売手数料)面でも有利ですし、さらに国内、海外上場ETFを購入する事ができますので、インデックス投信からETFへのリレー投資も可能なため、複数の証券会社の口座を開設する必要はないため使い勝手も文句ありません。
一口にインデックスファンドといっても各証券会社、銀行によって扱っているファンド(銘柄)が異なりますので、口座を開設してもどの商品を購入すれば良いのかが分からないと思います。
ただ下記の通り、実際はeMAXIS Slimシリーズかニッセイシリーズのインデックスファンドが手数料が最安なので、どの証券会社でインデックスファンドを買うにしても迷う必要はほとんどありません(特にeMAXIS
Slimシリーズは他ファンドが手数料を下げれば同程度に下げてくる)。
※下記はあくまでも私がインデックス投信の分散投資を始める場合に購入する銘柄(ファンド)です。インデックスファンドを始める場合は必ず『目論見書・運用報告書』などをご自身でご確認のうえ購入するようにしましょう!(特に国内株式はインデックス投信でも各証券会社で複数の銘柄を扱っていますので、手数料だけでなく純資産額なども比較しましょう。)
インデックス投信のおすすめファンド |
投資先 |
ファンド名 |
販売
手数料 |
信託
報酬 |
信託財産留保額 |
国内株式 |
ニッセイ日経平均インデックスファンド |
0% |
0.154% |
0% |
海外株式 |
eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本) |
0.1144% |
米国株式 |
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) |
0.0968% |
国内債券 |
eMAXIS Slim 国内債券インデックス |
0.132% |
海外債券 |
eMAXIS Slim 先進国債権 |
0.154% |
※国内株式は日経平均⇒TOPIXでもOKです。
※販売手数料、信託報酬などは必ず確認し、ご自身の判断で購入してください。また証券会社(銀行)によっては積立には対応していない場合があり、その場合は面倒かもしれませんが毎月、自分で購入していくこととなります。『販売手数料・信託報酬・信託財産留保額』の説明は
⇒インデックス投信の手数料
上記を見れば分かりますが、インデックス投信はノーロード(販売手数料無料)が主流となっていますので、どこで運用しても同じとなりますが、今後の資産運用の事を考えれば扱っている商品数が多い証券会社が便利です。
これらを考慮すれば1つのみの口座開設にこだわるなら、『
SBI証券・楽天証券』のいずれかで運用する事が最も手間がかからず、効率的な運用が可能だと思います。
色々考えるのが面倒な方は、「SBI証券・楽天証券」のいずれかで、全てにおいて手数料が最安レベルの『
eMAXIS Slimシリーズorニッセイシリーズ』の4つで運用すればOK。
ちなみにインデックスファンドで分散投資していくには、
ドルコスト平均法などによって毎月、一定額を購入、または積み立てていくと思いますが、証券会社(銀行)、またはファンド(銘柄)によっては自動積立に対応していない場合もありますので、毎月、自分で購入する事が面倒で、積立で運用して行きたい方は必ず事前に確認しておきましょう(自動積立ではなく毎月自分で購入する事も、投資しているという意識がありますのでおもしろいですけどね)。
★自動積立に対応している証券会社、銀行(2022年1月現在)
・SBI証券
・楽天証券
・マネックス証券
・野村ネット&コール
・ソニー銀行
上記は2022年1月現在の自動積立可能かどうかの状況です(上記の証券会社でも銘柄によっては積立ができないものもあります)。今後、積立可能な販売会社、銘柄は増えていくと思いますので事前に確認しておきましょう!
※投資を検討している投資信託の商品の過去のチャート、値動き、詳細情報は、「
⇒Yahoo!ファイナンス」で確認することができます。
『国内株式・海外株式・国内債券・海外債券』、4つの市場、金融商品に分散投資することによってリスクをコントロールし、比較的安定したリターンを得る事ができるのは分かった。でも4つのインデックスファンドに投資すること自体面倒だ。という方もいるかもしれません。
そのような方にオススメなのが、『国内株式・海外株式・国内債券・海外債券』へのインデックス投信をセットにした商品です。
このようなセットにしたインデックス投信の数はまだまだ少なく、また4つの市場への配分は自分では決められず、信託報酬も若干、高めなのでそれほどオススメできないかもしれませんが、今後このようなインデックスファンドの種類も増加し、信託報酬も安くなれば十分、検討する価値はあるかもしれませんね。
ちなみに4つの市場+α(不動産投資REITなど)のインデックス投信をセットにした商品には以下のようなものがあります。
⇒eMAXIS Slim バランス8資産均等
⇒インデックス投信とは?
⇒インデックス投信で世界へ分散投資!
⇒インデックス投信の手数料
⇒インデックス投信の税金
⇒インデックス投信 vs
銀行預金(定期預金)
⇒インデックス投信 vs ETF
⇒インデックス投信の始め方
⇒ドルコスト平均法
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