昔は投資信託は証券会社へ出向いて購入するしかありませんでしたが、1998年に銀行窓口で投資信託の販売が解禁され、いまでは証券会社の販売額を銀行での販売額が上回っており、さらにネットバンク、ネット証券の台頭によってパソコン、スマホがあり、ネットにさえ繋がればいつでも売買が可能となったため投資家にとっては株、投資信託、FXはより身近な金融商品となっています。
ではこれから投資信託を始める場合、どこで購入すればよいのでしょうか?
まずインデックスファンドは市場(日経平均、TOPIXなど)に連動する投資信託ですので、同じ市場に連動するファンド(銘柄)であれば運用成績はほぼ同じになりますので、
運用成績が同じであれば当然、手数料が安いインデックス投信を購入したほうが有利に決まっています。
しかし運用成績がほぼ一緒になるにもかかわらず、ファンド(銘柄)ごとに販売手数料が異なり、さらに同じファンド(銘柄)であっても投資信託を販売する証券会社、銀行によって販売手数料が異なる事があるので注意が必要です。
インデックス投信を購入、保有する場合、まずは購入するときにかかる『
販売手数料』と、保有期間中にかかる『
信託報酬』の手数料が必要となり、信託報酬はインデックスファンドの商品ごとにどこで購入しても一緒なのですが、販売手数料は各証券会社、銀行が一定の範囲内で自由に設定できるため、同じファンド(銘柄)でも証券会社、銀行によって販売手数料が異なる場合があるのです。
またいまでは販売手数料が無料の『
ノーロード型インデックス投信』の数も増えてきましたので、インデックスファンドを始める場合、手数料(販売手数料)が安いファンド、証券会社で購入する事が基本中の基本となります。
インデックス投信は同じ商品であれば販売手数料が安い証券会社、銀行で購入するほうがお得なのは分かりましたが、いくら手数料が安くても扱っているインデックス投信の数が少なければ使い勝手はよくありません。
⇒証券会社比較を参考に、ノーロード型インデックス投信、ETF(国内だけでなく海外ETFも)を多く扱っている証券会社、銀行がオススメです。
上記の事を頭に入れて、インデックス投信を始める事となった場合、具体的には以下のような流れで始める事となります。
1:投資信託(インデックス投信)を始める決意をする!
いくら投資信託、インデックスファンドの知識を身に付けたからといって行動に移さなければ何も始まりませんので、まずはインデックス投信を始める決意をしましょう(たいした決意ではないと思いますが・・・)。
2:証券会社(銀行)の口座開設
投資信託(インデックス投信・ETF)を始めるには当然、投資信託(インデックス投信・ETF)を扱っている証券会社、銀行の口座を開設しなければ取引ができませんので、「
⇒証券会社比較」を参考にして口座を開設しましょう!
3:月々の予算を決める
月々いくら投資信託(インデックスファンド・ETF)に投資する事ができるか、予算を決めましょう。
基本的にインデックス投信、ETFは長期運用する事になると思いますので、毎月無理なく続けられる金額を決め、『
ドルコスト平均法』などを参考に毎月、購入(積立)していきましょう。
また将来的に何歳までにいくら投資信託(インデックス投信・ETF)で貯めたいのかを考えればおのずと月々いくら購入すれば良いのかがわかりますので、「
⇒単利と複利」を参考に計算してみましょう。
基本的にインデックス投信の場合は、『
国内株式・海外株式・国内債券・海外債券』の4つの市場に分散投資することによってリスクが低くなり、安定したリターンを得る事が可能となりますので、初めてインデックスファンドを始められる方は毎月、一定額を上記4つの市場に4分割して投資することをオススメします。
4:資産のリバランス(微調整)
インデックス投信で分散投資すれば、間違いなく1年後にはプラスになった市場とマイナスになった市場がでてき、ポートフォリオ(資産の内訳)のバランスが崩れますが、統計的に見てプラスだった市場はその後、低迷し、マイナスだった市場はプラスに転じる可能性が高いので、1~2年に1回は再度資産が4分割になるようにプラスだった市場の商品を売却し、マイナスだった市場の商品を購入する『
資産のリバランス』をすることをオススメします(税金、手数料のことを考えれば比率が上がった市場の商品を売却しなくても比率が下がった市場へ追加投資して再度4分割になるようにすることのほうが良いかもしれません)。
またインデックス投信よりも信託報酬が安いETFも積極的に利用したいので、インデックスファンドで一定額が貯まったら、ETFへ移行するリレー投資を行えばより効率的な資産運用が可能となります。
⇒インデックス投信 vs ETF
5:インデックス投信以外にも投資
インデックスファンドで分散投資すればリスクが低く、比較的安定したリターンを得る事が可能ですが、インデックス投信だけでなく、アクティブ投信、REIT(不動産投資信託)などについても勉強し、常に金融市場の動向を掴んでおくことも必要ですよ。
投資信託(インデックス投信・ETF)を始めるには上記の通り意外と?簡単ですので、まずは始めの一歩を踏み出す事が大切です。
もちろん短期的にはマイナスとなることもありますが、「
長い目で見れば一時的にマイナスになることもある」と、割り切ることも大切ですよ。
⇒インデックス投信とは?
⇒インデックス投信で世界へ分散投資!
⇒インデックス投信の手数料
⇒インデックス投信の税金
⇒インデックス投信 vs
銀行預金(定期預金)
⇒インデックス投信 vs ETF
⇒証券会社比較・オススメは?
⇒ドルコスト平均法
600万口座突破!ネット証券No.1
SBI証券は個人売買代金が日本国内約4割とダントツのNo.1、業界屈指の格安手数料、豊富な金融商品、有利な取引するなら!